播磨中央自転車道 その1



調査日 2009年5月23日
調査手段 自転車

播磨中央自転車道は兵庫県加東市下滝野の播磨中央公園から加西市平荘を結ぶ自転車道である。この自転車道は未整備区間が存在し、播磨中央公園から加西市豊倉町までは道自体が存在しない。
分断区間も1か所あり、加西市繁昌町と上宮木町の間がそうである。

加古川右岸CRと同じくほとんど知られていないが、県道572号線の指定を受けている。

この自転車道は端的に言ってかなり寂れていると言わざるを得ない。
加古川右岸CRはそれなりに有名で自転車の通行量も多いが、こちらは皆無。理由は、分断区間があること、未整備区間があること、そしてこの近辺の一般道でも十分快適な走行が可能だからであると推測できる。

しかしながら、寂れているとは言うものの、加西市内の穏やかな田園地帯を貫く道であるからのんびり流すには気持ちがいい道だ。しかも、自転車道のためにわざわざ川に橋を架けるなど非常にデラックスな扱いを受けていることにも注目。分断区間と未整備区間の解消が終わればいい自転車道として生まれ変わるであろう。

写真ナンバーの後ろについている(播)は播磨中央公園方面、(平)は平荘方面を向いて撮影したという意味である。
これより「自転車道」は「CR」という表記になります。

なお、今回は終点から起点へ向かって調査しているのでご承知願いたい。
調査区間は、現在開通している区間のみである。

No.1 (播)

播磨中央CRの終点がよく分からないので、勝手に加古川C
Rとの合流点、つまり、加古川右岸CRのNo.25を勝手に終
点と定義することにする。

No.25の写真にあるトンネルを抜けると山陽自動車道下のト
ンネルに出る。CRらしき白線が引いていることからここは既
にCRなのだろう。
No.2 (播)

トンネルを抜けると県道79号線と県道118号線の交点である
中山交差点に到達する。
CRは消えたように見えるが、実は写真で言うトラックの左側
のスペースに造りかけのCRが確認できる。

ここまで造ったならばしっかりと繋げればいいものを。
中途半端さが少しに腹が立つものだ。
No.3 (播)

中山交差点からしばしCRが無いので県道79号線で北上す
ることになるが、少し走るとCR区間が復活する。
しばらくCRは県道79号線と並走する。
No.4 (播)

県道79号線に沿って走っていると、万願寺川を渡河する直
前に西に方向転換し、万願寺川沿いにCRは伸びていく。
No.5 (播)

これからしばらく万願寺川沿いに走ることになるのだが、橋
を渡って左岸へ移動する。それにしても、CRのためだけに
架けられた立派な橋だ。
写真では分からないが、橋を渡って直後に北条鉄道線とぶ
つかる。

もっと利用してほしいものだが、整備レベルが低いので致し
方ないか。この橋のためにも一刻も早く全線の整備を完了し
てほしいものである。
No.6 (播)

これまた立派な踏切である。ちなみに、踏切名は自転車道
踏切である。

北条鉄道は非電化単線鉄道であり、1両編成のディーゼル
車がのんびりと走っている。
No.7 (播)

加西の田畑の中を貫く。
No.8 (平)

それにしてもこれは酷い。部分的にダートになっている箇所
がありロードで走ると非常に不快である。
道の構造が雑だなぁ…と思っていると…
No.9 (播)

分断区間に到着。
ちなみにこのまま真っ直ぐ行ってもCRはありません。

万願寺川の右岸にCRは伸びているのだが、橋が無いので
どうしようもない。ここから先、迂回してCRに復帰することに
なる。


その2に続く