三木鉄道とは、兵庫県加古川市厄神駅から三木市三木駅を結ぶ、非電化単線鉄道であった。
1916年(大正5年)に播州鉄道として敷設され、部分開通を果たした。翌年全線開通している。
その後、1943年(昭和18年)に国鉄へ買収され、国鉄三木線として指定される。
しかし、戦後のモータリゼーションの影響を受け、1981年(昭和51年)に特定地方交通線第1次廃止対象として廃止を承
認されてしまう。
廃止が了承された国鉄三木線であるが、1984年を廃止を逃れるために、第三セクターへ移し、三木鉄道として存続する
ことになる。(三木市が51%の株式を保有)
一度は廃止の危機を脱した三木鉄道であるが、三木市民が主に通勤通学で神戸方面へ向かう際に、使用するのは神
戸電鉄粟生線であり、三木鉄道を使って加古川・姫路方面へ向かう乗客は少なかった。厄神駅で加古川線に乗り換
え、加古川駅から新快速で神戸へ向かうこともできたが、時間、料金のメリットなど一つもなかったのだ。
そしてついに、多額の赤字を計上する三木鉄道は2008年4月1日に正式に廃止され、線路、一部駅舎も現在は撤去され
てしまった模様である。
幸いにして、管理人・のんびりが訪れた2009年6月6日段階では、駅舎は残っていたので、写真撮影に成功している。
線路は、ほとんどの区間で撤去されていたが、別所駅〜三木駅間では線路の確認が出来た。
駅舎内に立ち入って撮影した写真があるが、駅舎内への立入禁止表示が無かったことを先に述べておく。
線路内へは立入禁止表示があったため、立ち入っていない。
それでは、三木鉄道を巡ってみましょうか。
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