国道308号 暗峠編 その5

No.39の曲がり角からスタート!

No.40 (大)

眼下に東大阪の街と阪神高速が確認できる。
徒歩でなければ景色など見ている余裕はないだろう。
No.41 (奈)

何度か奈良側は改良が進んでいると書いたが、大阪側は改良が困難な区間が多い。

写真を見ていただければ分かるが、大阪側はこのように道路の横が崖になっているため改良が難しいのだ。
No.42 (大)

枚岡公園が見えてきた。
景色も幾分か高度を下げたように見受けれる。
No.43 (大)

公園を過ぎてしばらく進むと、住宅地に突入した。
No.44 (奈)

本格的に住宅地に入ってからも相変わらず狭い。
クルマ同士の離合は困難だ。
No.45 (大)

しかしながら、R308沿いに住んでいる人は、自分の家の前が国道だと認識している人はどれぐらいいるのだろうか?
No.46 (南向き)

酷道区間の終焉は呆気ないものだった。
近鉄奈良線とぶつかったということは、R308暗峠区間の終了を意味する。

南生駒駅を出発して約100分。
立ち止まって写真を撮りながらの調査であったため、距離の割りに時間がかかっている。
No.47 (奈)

奈良県側を振り返ってみると、一方通行区間を表す標識があった。どうやら、No.45からNo.44の西側までは一方通行区間のようである。



国道308号 暗峠編はここで終わりです。
長いコーナーになりましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

踏破した感想

まず感じたことは、国道とは思えない、正真正銘の酷道だった。
狭い、急勾配であることを考えると、安易に来る場所ではないだろう。

実際に足を運んでみたいという方は、まずはクルマ以外の手段で来るのがいいでしょう。
その後、絶対の自信があるならクルマで来ても構まわないと思いますが、どうなっても知りませんよということだけは断言できる。

酷道マニアが二度と来たくないという理由が分かった。
自分もクルマで行けと言われたら絶対に拒否します。


この暗峠の酷道区間は今後も大規模な整備がされることなく歴史を刻んでいくでしょう。
迂回路の充実、R163、阪奈道路、第二阪奈道路などが整備されているからである。
ここ最近道路状況の改善によって日本各地の酷道が次々と姿を消しているが、この暗峠はまだまだ安泰でしょう。酷道好きとしては嬉しいです。

徒歩ならまた来てもいいかなと思わせてくれる不思議な道だった。

駄文ながら失礼。


国道308号 暗峠編