国道174号


調査日 2010年2月20日、3月6日
調査手段 徒歩

国道174号は兵庫県神戸市中央区神戸港から神戸市中央区を結ぶ日本一短い国道であ
る。神戸港から国道2号へ至る国道という指定である。
1962年までは現在フラワーロードと呼ばれている兵庫県道30号区間も国道指定されていた
が、国道2号の付け替えに伴い、終点が南側へ移動した。
結果、総延長が750mほど削られてしまったため総延長187.1mの日本一短い国道となった。
現場に赴いて分かったことだが、おにぎりの存在と「ここは日本一短い国道」と表記されて
いなければ、ここが国道であることはまったく認識でない。2号線の一部か、その辺の県道及
び市道の一部と思ってしまうのだ。

総延長が短いので探索は極めて容易である。交通量は多いが、歩道が整備されているので
安全に楽しく探索できる。その上、三宮駅から近いのでふらっと立ち寄ることも簡単だ。
まぁ、道路マニアがニヤニヤしながら道の情景をカメラに収めている姿を見た一般通行には
何を思うのだろうか。

写真ナンバーの後についている(三)は三宮方面、(港)は神戸港方面を向いて撮影という意味である。
これより国道は「R番号」という表記形式になります。

No.1(三)

視点である神戸税関の建物の南側から三宮方向を向いて撮影してみた。ちなみに、国道の始点はおにぎりと青看板が立っている小さな交差点である。
No.2(三)

No.1写真の位置に移動してみた。
日本一短い国道と主張する看板が設置されている。
No.3(三)

神戸税関よりの歩道をちょいと北に進むと税関本庁前交差点にぶつかる。車線数と交通量の非常に多い道だ。空気が悪いので少し気分が悪い。

この時点で終点が見えてるんですが^^;
No.4(三)

阪神高速の下までやってきた。
ここにおにぎりが単体でちょこんと立っている。比較的最近に設置されたようである。
終点まであとちょっとです。

ちなみに、反対側のおにぎりは↓↓↓
No.5(港)

東側のおにぎりはなぜか道路に対して平行方向を向いている…。しかもちょっとベコベコしてる。
トラックに当てられたのか?それとも西側のおにぎりが気になるのか?(笑)
No.6(港)

はい、終点です(笑)
いい写真がないので、歩道橋から撮影しました。(つまりR2、終点の上の上から撮影)

歩いて5分かかってないです、ハイ。
信号待ちがなければ3分かからないかもしれないですね。
それだけ短いってことか。
No.7(港)

おまけということで、別アングルから。
(水平出てなくてごめんなさい)


踏破した感想

一言でいえば非常にあっけない。物足りない、ということである。
まぁ、天下の国道でも暗峠のような凄まじさもあれば、R174のような都市型国道の呆気なさもまた、国道の一面ということでしょうか。

日本一長い国道(R4、総延長739km)を制覇するのはかなりしんどいでしょうが、日本一短い国道なら歩いてでも数分しかかかりません。道路にちょっと興味が湧いてきた方は、ここから道路探索を始められてもいいかも?
(海上区間も道路と定義すれば日本一長い国道はR58になりますが、でも海上区間が600kmって…)

オートバイで実家に帰省するとき、いつもこの交差点を通過しますが、そういやここR174やったなと思います。つまり…それだけ存在感薄い…のでしょうね。
ですが、これでも立派な国道、しっかり覚えておいてあげないといけませんね。


駄文ながら失礼。


国道174号